ごあいさつ
JA八千代市は昭和40年、千葉県八千代市内の大和田・睦・阿蘇・八千代町の4農協が合併し発足、42年の市制施行に伴い八千代市農業協同組合と名称変更をしました。発足以来八千代市内を営業区域として「信頼され、愛されるJA」を目指し事業展開をし、永きに亘り、組合員・ご利用者の皆様と共に歩んでまいりました。
昨年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことを受け、経済活動は以前のように戻りつつあった年でありました。当JAにおきましても、夏と秋のお祭りや各種イベントを開催することで、生産者と消費者の皆さまの交流や市内産農産物・農業のPRを行ってまいりました。
一方、世界ではウクライナやイスラエルなどで起きている戦争が長期化してきていることで各国に大きな政治・経済的影響を与えており、先が見えない状況です。これらの要因から、肥料・農薬・資材等の価格が高騰し、さらに近年続く異常気象についても夏の猛暑・暖冬・大雨・強風などが各地で頻繁に発生しており、農業関係、生産者においても、とても苦しい状況が続いております。
当JAでは、生産者の皆さまが安心して農業に励むことができるよう、本年もJA八千代市ファーマーズマーケット「よったいよ」を中心に、組合員の皆さまが丹精込めて育てた農産物を販売・アピールすることで「地域農業の活性化」、「生産者の所得増大」に繋げるとともに、都市型農協であることを生かしながら、利用者のニーズに合わせたJA各種事業の提案などを推し進めて参りたいと思います。皆さまのご理解・ご協力を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。
令和6年4月
代表理事組合長 鈴 木 秀 昭
経営理念
経営理念
- JA八千代市は、農業振興を通じて、「食」と「農」と「緑」を守り、かけがえのない自然を次世代に引き継ぎます。
- JA八千代市は、地域のみなさまとともに生き、地域のみなさまとの共感の中で、心ふれあう地域づくりに取り組みます。
- JA八千代市は、高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組織づくりに取り組みます。
基本方針
JA八千代市は、農業を通じて自然環境や人と人の絆を大切にし、協同の心を育み社会の発展に寄与するとともに豊かな暮らしの実現に貢献するため、組合員・地域のお客様から信頼され、支持され、必要とされ、愛されるJAづくりを目指し、基本方針を掲げ取り組んでいきます。
第38回JA千葉県大会の「持続可能な農業・地域・事業・経営基盤の実現」〜食と農を基軸として地域に根ざした協同組合であり続けるために〜を共通テーマのもと次の5つの項目を柱として全力で取り組みます。「持続可能な食料・農業基盤の確立」・「持続可能な地域・組織・事業基盤の確立」・「不断の自己改革の実践を支える経営基盤の強化」・「協同組合としての人づくり」・「食・農・地域・JA」にかかる県民理解の醸成。以上を踏まえSDGsの取り組みも進めてまいります。
「中期3か年経営計画」の最終年度として、 また、「第4次農業振興計画」の取り組み2年目として実践していきます。
ファーマーズマーケット「よったいよ」では、組合員が生産した新鮮な農産物を地域住民に直接販売することにより、農業所得の増大に取り組み、生産者と消費者を結ぶ拠点として理解促進と交流を図ります。
また、JA八千代市として単独経営による持続可能な経営基盤の確立・強化を図り、将来にわたり安定的なJA経営を確保するため、段階的な組織再編に取り組みます。
さらに、コンプライアンス・プログラムの着実な実践により、不祥事や法令違反等を発生させないコンプライアンス体制を確立するとともに、業務執行体制の強化に取り組みます。そして、組合員・利用者の満足を自らの喜びと生きがいに感じる活力ある職場づくりを役職員一同遂行してまいりますので、組合員の皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
JA八千代市の概要
JA八千代市のプロフィール(令和5年12月末現在)
設立 | 昭和40年5月 |
本店所在地 | 千葉県八千代市大和田新田640-1 |
出資金 | 7億円 |
総資産 | 673億円 |
単体自己資本比率 | 12.07% |
組合員 | 4,081名/(正組合員 1,578名・准組合員 2,503名) |
役員 | 26名/(常勤 4名・非常勤 22名) |
職員 | 105名/(正職員 71名・嘱託 8名・パート 26名) |
支店 | 4支店(本店・睦・勝田台・大和田) |
事業紹介
経済事業
経済事業は、農家から消費者へ新鮮で安全な農産物を届ける「販売事業」と、農産物の生産に必要な農業資材を組織的にまとめて購入する「購買事業」の2つから成り立ち、組合員・消費者に幅広く優良商品を提供しています。また、同様に農家の生活に必要な物資を提供しています。
令和3年度には「生産者と消費者の交流の場」をコンセプトにしたJA八千代市ファーマーズマーケット「よったいよ」をオープンし、JA八千代市直営の農産物直売所として、地場産の新鮮で安心な野菜を地域住民の皆様へ提供しています。
営農・指導・相談事業
組合員の営農・生活指導はもとより、法律・税務相談や土地の有効利用等の資産管理相談、健康相談等、暮らしの全般にわたってサポートしています。
信用事業
信用事業は、貯金、貸出、為替などの金融業務を行っています。この信用事業は、JA八千代市・農林中金という2段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」として大きな力を発揮しています。
共済事業
共済とは、「互いに助け合う」という相互扶助の意味を持ち、「ひと・いえ・くるま」の幅広い面で、組合員・地域住民の皆様への大きな保障を実現しています。
宅地等供給事業
組合員の委託により、組合員の所有する農地の売買、貸借の仲介、斡旋及び施設の建設等を行っています。
葬祭事業
組合員及び地域住民に対し、葬儀や法事等の仏事を安心して執り行えるように、相談やプラン設計、施行までを行っています。
JAとは
JAとは、Japan Agricultural cooperativesの頭文字を取ったもので、日本の農業協同組合という意味を持つ農業協同組合の愛称です。
農業協同組合は、農家みんなが集まって協力することで自分たちが営む農業や毎日の暮らしを守り高めようと作られました。
組合員は正組合員と准組合員の二つに分けられます。正組合員は農家でなければなりませんが、農家でない人も一定のお金(出資金といいます)を出すことによって准組合員になれます。そして、准組合員は正組合員とほぼ同じサービスを受けることができます。
私たちJAは皆さんの食料のことを考え、緑を通じて環境のことを考えている組織です。
JAは組合員、地域の人たちのニーズによってその事業をおこなっています。したがって、それぞれのJAによって独自の考えで独自の事業展開をしています。指導事業、販売事業、購買事業、信用事業、共済事業など基本的なものは一緒ですが、
市街地を多く抱えるJAと農地を多く抱えるJAとでは事業内容に差違ががありますし、JAによっては、葬祭事業、結婚式場、病院、スーパーマーケット、ガソリンスタンドなど様々な事業を営んでいるJAもあります。
JA八千代市を含め、皆さんの町や市にあるJAは単位農協と言い、それぞれの事業毎に県段階、全国段階の系統組織があり、密接に結び合って仕事をしています。
組合員について
農業を営む方も、営んでいない方も組合員になることができます。 JA八千代市では、八千代市に住んでいる方、またはJA八千代市を1年以上継続して事業利用している地区内に勤務地を有する個人の方で、安定的にJA八千代市の事業をご利用頂ける方は、出資をしていただくと組合員になれます。なお、組合員には、正組合員(農業を営む方)と、准組合員(農業を営んでいない方)があります。
正組合員 | 農地を10アール以上耕作している方、または年間90日以上農業に従事している方で、その住所または農地が八千代市内にある方 |
准組合員 | 八千代市内にお住まいの方またはJA八千代市を1年以上継続して事業利用している地区内に勤務地を有する個人の方で、安定的にJA八千代市の事業をご利用いただける方 |
組合員への加入・脱退方法、出資金について※詳しくはこちらをご覧ください。